空もよく晴れ渡りとても暖かいひとなりました、雪国に住んでいると、今年のように雪の少ない年でも、やっぱり春の日差しはありがたく感じます。
一昨日(2016年3月29日)に富山県でもさくらの開花となりましたが、花見をするにはまだ桜の見頃には早い。
そこで、能越自動車道 氷見南I.Cが3月27日供用開始となり、非常にアクセスがよくなった神代温泉(こうじろおんせん)にいってきました。
前回は「床鍋鉱泉」の帰りに寄ったのですが、床鍋鉱泉があまりにも気持ちよかったので、入浴せずに帰ってしまいました。
神代温泉は、氷見市の南部高岡市との県境に近い、田園地帯の奥にひっそりとありました。
もう少し季節が進めば、緑豊かな田園風景に囲まれた良いロケーションになりそうです。
秘湯というには、街中から数十分の距離で、あまり秘湯ムードはありません。
しかし、高岡方面からカーナビどおりに県道361号線で来ると、対向車が来るとすれ違いの出来ない山道を案内されるので、それなりに秘湯ムードは高まると思われますが、今はその県道361号線は通行止めとなっていました。
高岡方面から来られる場合は、素直に能越自動車道を利用するか、五十里(板屋)の交差点からのエントリーが快適です。
かなりのやれ具合です。
受付も物があふれています。
女将さんは、愛想の良い方でニコニコと笑顔で対応してくださりました。
どうやら、男女浴室を隔てる壁を改修しているようで、前日までの3日間は休業されていたようです。
この日も掃除などに追われていて、午後からの営業のようで、まだ湯を張ったばかりとのことでした。
まだ工事は終わっていないので、また休業しなくてはならないようですので、近日中に行かれる方は確認されたほうが良いかもしれません。
工事が終了すると男女間をへだてるヨシズがなくなって、タイル張りの壁になるようです。
しっかりと進化しているじゃありませんか。
ロビーにも物が溢れていて、何がどうなっているのか全く把握できません。
ロビーのマッサージ機からの見事なタコ足配線で、無造作に置かれたドライヤー。
所狭しと置かれたひょうたん等、少しのスペースも無駄にしません(?)
突き当りを左へ
ひょうたんのぶら下がった廊下を進みます。
反対側から玄関側を見ると、なんとなく旅館の名残がみてとれます。
お風呂場の入口です。入口に向かってスロープとなっています。
温泉分析表も掲示されていました。
神代温泉
ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)
45.4度
ナトリウムイオン 7,086mg/kg
カルシウムイオン 679mg/kg
塩素イオン 11,863mg/kg
メタホウ酸 176mg/kg
成分総計20,344g/kg
(分析日:平成24年12月6日)
加水なし・加温なし・循環なし
150mほど離れた場所で自噴している温泉を、地下に埋設した配管から直接湯船に投入しています。
加水・加温なしのまさに源泉掛け流し、大地の恵みいただきます。
脱衣場にも温泉を投入する音が聞こえてきます。
湯船の底は全く見えません。
女将さんから「湯船の半分ぐらいから深くなっているので注意してください。」といわれていたので、足元を確かめながら湯船へと入ります。
湯船から溢れたお湯はこの溝を伝って、排水口へと流されています。
3日間湯が抜かれていたため、湯船が冷えていてぬるく感じましたが、その分長く大地の恵みを堪能することができました。
壁のヨシズの部分が工事している箇所です。
次に来る時にはこのヨシズもなくなっているのでしょうか。
窓が大きくとられているので、浴室に暗さは感じません。
ドボドボと・・・
ドボドボと・・・
はぁ~ ごくらくじゃ~
大地の恵みを堪能させていただきました。
ごっつあんです。
源泉小屋も見てきました。
ここでも、「ごっぽごっぽ」といい音してました。
ふきのうとうもすっかり開いていました。
今日もいい湯でした。
神代温泉(こうじろおんせん)
富山県氷見市神代3021
定休日 不定休
営業時間 10:00~21:00
詳しい営業内容などは寄り湯ドットコムにて